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2007年07月 アーカイブ

2007年07月12日

子供やお年寄りに優しい床暖房

床暖房は、生活している家族はもちろん、特に、小さなお子様やお年寄りの方にとっては、大変いたわりのある暖房です。

お年寄りの方々に多い、リウマチや腰やひざの痛み、肩こりなどの原因のひとつに、皮下脂肪の減少による体温の低下、つまり冷えという症状が考えられています。

温風で部屋を暖めるだけでは、身体の温度差が生じ、顔の火照りや乾燥はするものの、手足の末端は冷たいままで、一向に冷えは回復しません。

身体が冷えることにより、トイレに行く回数も、必然的に多くなります。

部屋が寒いと、お年寄りの方が、何度もトイレに立たなければいけないため、ゆっくりと居間で座っていた姿勢から、立ったり座ったりの動作を繰り返し行い、場所を移動しなければいけません。

しかし、床暖房がある生活では、お年寄りの方の身体にまず、体温調節の手助けをします。

よって、身体の、特に足元の冷えを抑えることから、あちらこちらの痛みの緩和へとつながることでしょう。

また、冷えから解消されることで、トイレの回数も減るでしょうし、たとえトイレに席を立つ場合においても、腰を上げたり下げたりの行動が、面倒ではなくなるのではないでしょうか?

もうひとつ、床暖房のいたわりは、従来の部屋や布団から一歩室外へ出た際や、入浴前後の脱衣所での、ゾクッっとする感覚が減ることです。

この、身体がヒヤリとする瞬間の寒さとは、お年寄りにとっては、心拍数や血圧を急速に上げる結果へとつながります。

ですから、心臓病や脳卒中などの、怖い病気を引き起こす原因の、ひとつにつながると考えられています。

こうした、体の急激な温度差を起こさないような、床暖房のいたわり生活が、お年寄りの方々にも、人気のある要素となっているのではないでしょうか?

健康改善の理由

床暖房による、健康面への効果を、詳しくみてみましょう。

まず、リウマチの症状が軽くなった、と感じられる方の場合、エアコンと比較した室内温度を調べてみました。

すると、エアコンの温風は、床から天井までの空間において、その高低温度差は、10℃近くあることがわかりました。

暖かい空気というのは、通常高いところへと流れていきます。

つまり、最も低い位置である、床面の温度が一番低く、天井面に近づけば近づくほど、高くなっていました。

どんなに、エアコンの温度設定を上げても、高い位置ではさらに暖かくなるが、足元部分は寒いと感じるのは、このためなのです。

床暖房の場合、熱源は床下なのですから、当然足元から暖められます。

また、温度が下からうまく循環されているので、部分的にではなく、部屋全体が一定に暖かいという状態が保てます。

このため、足元からの暖かさにより、血行がよくなり、リウマチやひざ、腰の痛みが軽くなったと感じられる方が多いのも、理解できるでしょう。

また、アレルギーやぜんそくについてはどうでしょうか?

こちらも、原因として考えられるひとつに、空気中のかび、ダニ、ほこりなどが挙げられます。

エアコンの温風によって、目に見えない、これらのハウスダストが舞い上がり、空気中に分散することを想定しますと、暖房中の知らないうちに、体内に吸い込まれている可能性が考えられます。

その点、床暖房でしたら、輻射熱は反射によって、室内を循環していますので、風による空気の流れは起きていません。

また、ダニなどの原因のひとつであるじゅうたんも、通常のフローリング上に敷いたものよりも、床暖房の床上に敷いた場合、30℃ほどの熱が伝わるおかげで、除去する役割も果たしてくれるのです。

健康面へのメリット

床暖房をすでに使用している方々の、体験談をみておりますと、健康面での変化が多く見られた、という結果が多くありました。

今までリウマチや、膝などの関節痛の痛みに悩まされ続けていた方は、痛み方が少し、ましになったという例がありました。

冷え性で、年中絶えず、手足が冷たかった方が、その症状がやわらぎ、体質も改善されたという例もあります。

また、以前は、お子様のぜん息の発作がひどかったのが、床暖房を使用し始めてから、発作の回数が減った、というものもあります。

その他にも、台所や家事での立ち仕事がラクになったとか、浴室や風呂場への行き来も快適になった、などのお声もみられました。

これらは、必ずしも、床暖房を使用した人すべてが、効果がでるという根拠はありません。

なぜなら、床暖房は医療機関でもなければ、薬局でもないからです。

しかし、従来の床上生活時と比べ、このような改善がみられたと、実際に多くの方がおっしゃるのです。

構造的な分野からは、その要因は考えることが可能です。

今まで足元が冷えて、寒くてお困りの方々でしたら、床に直に座ったり、寝転んだりすることで体温が上がり、血行をよくする手助けとなったのではないでしょうか?

また、暖かい部屋から寒い部屋への移動時にも、ゾクっとする体温の変化が少なく、冬場身動きをとりにくかった屋内を行動しやすい場所へと、変わったとも考えられます。

また、エアコンの風から舞い上がる、目に見えないホコリやダニなども減り、乾燥も減ったことで、室内の空気も多少きれいになったのでしょう。

なにより、理想の我が家の、暖かい床暖房の居間に、家族全員が集まり、ゆっくりくつろげる環境が、自然に健康へと導いてくれていることが、伺える結果につながっているのではないでしょうか?

理想的な暖房

最近では、欧米流の生活スタイルへの移行とともに、一般的に、畳床の暮らしから、フローリング仕様の床を用いる住宅が増えてきました。

フローリングの床は畳に比べ、掃除などの手入れが簡単であり、また家具を選ばず、現代的な暮らしにとっては、最適な床面として用いられるようになりました。

フローリングの床には、じゅうたんなどの敷物も合いますし、夏場はさわやかで、畳やクッションフロアなどの、張替えのメンテナンスの必要もありません。

時代とともに、フローリング床に合った、洋風の椅子やソファーを置いて、主に床から高い位置で生活するスタイルが主流となりました。

しかし、私たち日本人は、フローリングの床上に、どんなに椅子やソファーといった家具を置いても、つい床に腰を降ろしたり、寝転んでみたりしてしまう習慣があります。

もちろん、床上ではなく椅子やソファー、ベッドに腰掛けたり寝転んだりするスタイルの方が、合っているという方もいらっしゃるでしょう。

しかし、やはり正座をする習慣もそうですが、靴を脱いだ状態で、寝転ぶ、イコールくつろぐという感じ方が多いのは確かです。

そうした生活の中で、冬場の床の冷たさを解消するために、電気じゅうたんという暖房器具が注目を浴び始めました。

しかし、冬場限定で電気じゅうたんを使用するにも、その設置サイズや電気消費量、また部分的な温かさといった、簡易であるゆえの満足度にはつながらない、という面もみられました。

そこで登場した床暖房は、欧米流スタイルの生活の中で、伝統的な床上生活を満足させるという、それぞれの良さをとりこんだ、理想的な暖房といえるでしょう。

生活様式の変化

近年、日本の住宅は欧米化に近づき、生活様式が変化しつつあります。

日本の代表的な家屋といえば、平屋づくりの木造建築で、土壁構造、畳敷きの和室といった、日常生活のほとんどを、床上で過ごすことが一般的でした。

しかし、終戦後私たち日本人は、都市部や若者を中心に欧米スタイルにあこがれ、欧米流を求め始め、床上生活から椅子生活へ、また布団での就寝からベッドへと、大きく変化しました。

日本という国は、一年を通してみましても、湿度が高く、地震の発生が多く、梅雨や台風といった気候の変化も激しく、また北部では降雪量が多く、南部との気温差は激しいものです。

昔ながらの日本家屋は、そうした日本の自然環境に、うまく適応した構造あり、夏場には適度な隙間から風が通り、冬場は室内の床上で、暖をとることもできるように、造られていました。

生活様式が、床から椅子へと上がったことにより、暖房の位置も、必然的に上部へと求められるようになりました。

こうした生活様式の変化により、昔ながらの暖房において、冬を過ごすことに不便を感じるようになりました。

また、現在の建築構造も、必然的に欧米流のつくりへと変化しました。

そこで注目したいことが、私たち日本人の昔ながらの性質、「日本」という国に、適した過ごし方です。

どんなに欧米流を追い求め、住宅様式から家具までが変化し続けていく中でも、変わらないものがあります。

それは、室内では靴を脱ぎ、居間(リビングルーム)での一家団欒には、床上でくつろぎ、またはゆっくりとお風呂につかったり、畳式の和室に癒されたりという、昔ながらの習慣というものです。

これは、逆に言えば私たち日本人の本来の姿であり、日本の暮らしの「長所」でもあるといえるでしょう。

暖房の変化

時代の流れとともに、私たち日本人が過ごしやすい環境を探求していく上で、日本独自の習慣と、欧米流の優雅さを取り入れ、また暖房器具においても変化してきました。

日本における暖房は、昔ながらの囲炉裏炉辺に始まり、コタツ、電気じゅうたん、石油ストーブといった、暖をとりたい場所においては、部分的に暖めるといった方法が主流でした。

これは、部屋数が少ない住宅で、家族が常に一箇所に集まる、家庭の暮らしにおいては、大変重要な暖房方法でした。

しかし、近代化が進むにつれ、住宅は密集し、核家族化が進み、建築構造も変わり、家族それぞれが違う部屋で過ごす時間が増えてきたため、暖房方法も、様変わりを始めました。

暖房器具は、各部屋の高い位置に取り付けられたことにより、温風が顔に当たったり、顔が火照ったり、足元が冷えたり、部屋の一部分だけが暖かかったり、といった使い勝手に支障がでてきました。

そのため、部屋の壁にはエアコンを設置しながらも、コタツやストーブといった暖房器具の併用を、せざる得ない生活を始める結果になりました。

しかし、そうした暖房生活のなかで、いよいよ私たちのお隣の国、韓国の暖房様式が日本にも普及し始めました。

欧米スタイルに併せ、伝統的なアジアの習慣は、私たち日本人にとって大変使いやすく、また重宝するものだったのです。

その暖房とは、「オンドル」といった韓国独自の床暖房システムでした。

オンドルとは、韓国では、5000年も前から使用されてきた床暖房システムで、台所などで使用した熱を、床下の煙道から部屋へ流し込むという仕組みになっています。

この床下の暖かさは、床下だけではなく、その熱が室内へ伝わる効果もあり、足元を暖めることで体中が温もる結果につながるというものです。

冬の寒さの厳しい韓国ならではの暖房が、日本で適さないわけはありません。

こうして、欧米流のスタイルの中でも、床上でくつろぐこともできる、快適な暖房生活を求める家庭が増加し始めたのです。

暖房の違い

日本の生活には、床上で使用する暖房器具や、壁に取り付けるエアコンなどは、決して不必要といっているわけではありません。

もちろん、それらの暖房器具を使用した暮らしの中で、十分に快適な生活を過ごしていらっしゃる方も多くいます。

しかし、最近の生活環境の視野においては、一軒の住宅における暖房器具の使用頻度や、環境面からみた省エネの分野においても、効率がよいとは決していえません。

なぜなら、従来の暖房器具では、部屋全体を暖め、しかも体の芯まで温めるというのは、難しいからです。

暖房を使用している部屋の室内温度は、当然温まります。

しかし、一歩その部屋から出てしまうと、突然冷え込むような寒さを感じるといった体験をされた方は多いでしょう。

つまり暖房がある部分から、動けない、または動かなくなってしまうという習慣も、生まれてしまっていました。

また、家族それぞれが別の部屋で、暖房器具を使用し、高い位置から足元へと、暖房を併用した場合、当然電気やガスの使用量は嵩み、多くの光熱費もかかることでしょう。

また、石油ストーブにおいても、毎年、冬場には灯油を購入せねばならず、補給するといった手間がかかるのが難点でした。

また、冬が終わると、使用しない期間中には、収納場所のスペース確保といった手間も、考えなくてはいけませんでした。

こうしたことから、私たちの生活に、新たに「床暖房」を取り入れるにあたり、どのような効果がみられるのかを、さまざまな視点からみてみましょう。

足元からの暖かさ

それでは、床暖房とは、いったいどのような仕組みで、床を暖める構造になっているのでしょうか?

一般的に、床暖房と呼ぶものも、電気式や温水式、ガス式、灯油式といったさまざまな燃料が用いられています。

それらの輻射によって暖められた低い温度の熱が、床下に敷かれたパネルを通じて、床上へと伝わることにより、部屋や体を温める仕組みになっています。

また、波長の長い赤外線から集められた、輻射の効果により、心地よい暖かさを作り出すことで、部屋の温度をうまく循環させる効果もあります。

人間の体感温度というのは、足元が寒いと感じると、より寒さを感じるもので、上半身よりも、下半身を暖めることにより、暖かいと感じる効果があるのです。

床から暖かい温度が作られることにより、壁や窓といった寒い部分へ空気が上昇し、部屋全体を均等に暖かくすることも、可能となります。

上部から、エアコンをどんなに稼動させても、部屋全体または、体全体を暖めるには時間や稼働率がかかる反面、床暖房でしたら、体に近い部分から熱の伝導が行われるため、より早く暖かさを感じられるでしょう。

昔から、室内では靴を脱ぐ習慣のある日本人にとっては、長年冬場の足元の寒さというものは大きな悩みの一つでした。

その生活環境のなかで、靴下、スリッパ、電気こたつ、電気じゅうたんなどの足元の暖をとるための、工夫や改善がされてきました。

しかし、足元だけならず、室内用の暖房としての役割を果たすことができる、この床暖房でしたら、家の構造自体が暖める土台となっているのですから、心強いでしょう。

睡眠と床暖房

冬場の寒い時期においては、朝目覚めて、寒さで布団から出るのがおっくうになり、冷たい布団にもぐってもなかなか寝付けない、ということがあります。

また、何度も目が覚めてトイレに起きなくてはいけないという経験をされた方が多いことでしょう。

床暖房を実際ご使用中の方々に、感想を伺いますと、従来の床暖房の無い暮らしでのご不満が解消し、快適に変わったというお声がみられます。

まず、生活面において最も重要なのは、人生の3分の1を占めていると言われる、「快適な睡眠」であります。

どんなによい住宅でも、お住まいの家族が、ぐっすりと睡眠できる環境というのも、家を建築するうえにおいては、大切な要素のひとつです。

睡眠時間というものは、生活スタイルによっては、人それぞれ異なりますが、時間が長くても短くても、重要なのは、その睡眠が深く、リラックスできている状態かどうかということです。

その睡眠の質を高めるためにも、床暖房が一役買って出るのです。

まず、就寝時にストーブやファンヒーターなどの暖房器具で部屋を暖めた場合、やはり、火事や燃焼事故などの心配もあり、時間的に朝まで快適な暖かさが続くことは不可能です。

次に、エアコンなどの温風式の暖房器具の場合、タイマーなどの機能もついており安全ではありますが、睡眠時に温風が部屋を回るため、乾燥の心配もあり、室温の温度差の関係で、眠りが浅くなることも想定されます。

電気コタツや、あんか、電気毛布なども、部分的に温度が上がり、低温やけどなどの心配も想定されます。

しかし、床暖房の場合でしたら、床上に敷いた布団が、ぽかぽかと暖かく気持ち良い状態で、布団にもぐりこむことができ、良い寝つきのなかで深い睡眠が得られます。

また、目覚めも快適で特に、お年寄りの方などは睡眠の状態が変わることで、一日の生活も元気に活動的に過ごせるように、生活が変化したとおっしゃられる方が、増えています。

床暖房に適した家

たとえ、床暖房を完備した部屋であっても、人の出入りの状態や、家の構造によっては、熱の循環は一定とはいえません。

では、床暖房を使用の際、心地よいと感じるには、どのような家の構造であれば最適なのでしょうか。

ここで、床暖房のもつ長所をより有効的にし、効率を上げるために役立つような、家の特徴があげられます。

まず、どんなに床面から暖かい輻射熱を送りこんでも、家の壁や床に、きちんとした断熱が施されていなければなりません。

断熱がしっかりしていれば、それ自体で、外の寒い空気をシャットダウンして、夏は涼しく冬は暖かい家となるのです。

その中で、床暖房によって、室内を暖めていくわけですから、より効果的なものとなり得ます。

また、床面付近からの暖かい赤外線を、上部へと送り込むような空気の循環がうまく行わなければ、部屋全体に暖かい温度を、一定に流すことができません。

つまり、空気の循環、対流をおこさせる仕組みの手助けとなるのが、すき間の無い住宅であることです。

なぜなら、すき間が多い住宅では、外からの冷たい空気が室内に入り込んでしまったり、またせっかくの暖かい空気が外へと逃げ込んでしまったりでは、どんなに暖めても効率が悪いのです。

すき間がなくても、きれいな空気は循環させるといった、換気のシステムが作動も可能な、気密性の高い住宅であれば、より効果的でしょう。

床暖房を稼動するにあたり、無駄なエネルギーを省き、それによって光熱費も削減し、そのうえ常に暖かいと感じられるのであれば、これほど最適な組み合わせはないでしょう。

床暖房の持つ特徴をうまく活かすためにも、床暖房を使用する土台となる、その家全体としても視野にいれておきましょう。

床暖房の設置場所

床暖房は、各ご家庭の用途にあわせて、その設置場所を選べます。

建築構造的には、床下に、暖房用の器具を入れ込むのですが、新築の住宅でしたら建築前にその場所を指定するほうが、予算面でも効率がよいでしょう。

もし、家のリフォームをお考えの方でしたら、床面を一度全部めくり、敷きなおすといった、設置工事が必要ですので、場所の設定や大きさや、工事日数、予算などを業者の方とよく相談して決めましょう。

最近では、家全体に床暖房を設置しているという住宅も少なくありません。

家全体に床暖房があれば、各部屋に限らず、廊下や玄関、階段といった部分においても。絶えず暖かさを実感できますし、家全体の温度を高める効果があります。

住宅会社によっては、設置場所を事前に限定している場合もありますので、計画の段階でよく確認しておきましょう。

自分たちで、設置する部屋を限定でき、その場所を選択される方でしたら、まず、主に床暖房を使用する場所を決めます。

その際、他の暖房器具も設置する可能性があるか、また使用時に併用する可能性があるかどうかも、念頭にいれておきましょう。

床暖房を暖房の主体として使用される予定でしたら、家族が集まるリビングルームや、ダイニングルームなどが、有効的でしょう。

また、足元が冷えにくいという特徴を活かし、トイレやお風呂場の脱衣所、台所のシンク前、またお年寄りの方部屋などを選ばれる方も多いようです。

床暖房は、熱を床面の低い位置から、高い位置へと暖める特徴がありますので、吹き抜けのある住宅や、広い空間のお部屋でしたら、間接暖房よりも効果があります。

理想的な床暖房

床暖房は設置した場所においては、部屋全体を暖めるというと特徴があります。

家全体が床暖房でしたら、どの部屋にいても、常に暖かく快適に過ごせる家は、たいへん魅力的であり、理想の家でもあります。

つまり、設置場所が大きいほど、暖かい温度が一定に広がりますので、より快適といえるのです。

寒い冬に、洗面所や浴室、トイレなども暖かく、家の中でのびのびと動き回れる環境で、寒さから開放される生活でしたら、暮らし方もいっそう快適なものでしょう。

最近では、東京などの地域で、ガス会社が提案した、温水を利用し生活範囲内の機能を、住まい全体に取り入れたシステムもあるようです。

このシステムは、新築や分譲マンションなどのご家庭でも人気が高く、多くの方が利用しているようです。

また、指定地域以外であっても、広い範囲に床暖房を施す提案をしている住宅会社を選ぶこともできます。

また、全館床暖房といったシステムにより、建築を行う住宅会社もあり、それらの会社でしたら、ガスに限らず、好みの床暖房を選択できますので、いろいろな業者を探してみるとよいでしょう。

実際、床暖房自体は、設備工事費などのコスト面において、予算がかかるものです。

家全体となると、部屋数の何倍ものスペースに設置されるのですから、かなりの高額な予算がかかると思われる方も多いでしょう。

しかし、新築などの場合、設備工事は家の土台と合わせて行えますし、床暖房に適した構造の住宅を建てます。

ですから、最初のコストは多少嵩みますが、長い年月を快適に過ごせ、経済的にコストが削減できるのでしたら、選択する価値もあるでしょう。

床暖房のしくみ

床暖房は、まず、床下で得られた熱線(赤外線)による効果による輻射により、温度を暖めています。

この「輻射」によって赤外線が生じ、床下で暖められた低温の赤外線が、床を通じて室内へと、熱を送り込むしくみが床暖房なのです。

たとえ距離が離れていても、床から遠赤外線を放熱することにより、床上の私たちの体や壁へ伝え暖かいと感じることができるのです。

ですから、ストーブなどの暖房器具のように、温まった空気は上昇し、寒い空気が下降するといった、円を描くような空気の流れ(対流)によって、室内場所によって温度差が生じるということはありません。

また、エアコンのように、風を使い、温風を上昇させては、風の力で気流を作るという仕組みとも、異なります。

電気じゅうたんや電気コタツのように、発熱体自体が熱をつくり、触れている部分だけに熱を伝えるといった性質とも異なります。

しかし、これらの熱の伝わり方の、長所をうまく利用し、部屋全体へと熱を伝えるには、床から放射された赤外線の反射する性質を活かし、快適に暖める役割を果たしているのです。

反射した赤外線は、人間の体の温点を刺激することによって、私たちは暖かいと感じることができるのです。

また、壁や窓、天井などに反射した熱が、自然に室内を循環することで部屋全体を暖めるという効果もあります。

また床から直接熱が伝わることにより、床を発熱体とした役割も果たしているのです。

こうした、すべての伝導のしくみが合わさることにより、床暖房が体から室内へと暖房としての力を存分に発揮しているのです。

床暖房の温度

暖房の種類によって、私たちが体感する暖かさは、さまざまです。

暖かいと感じる風を感じるものや、近づくと熱く汗ばむほどのものや、人間にとって
その感じ方は異なります。

いったい床暖房の輻射熱の暖かさとは、いったいどのようにイメージできるのでしょうか。

その感じ方は、まず、天気の良い太陽の下での、陽だまりの暖かさといったイメージでしょう。

つまり、ストーブやガスから燃焼される「火」の暖かさでもなく、電気から送られる「温風」でもない、ぽかぽかと心地よい温度であります。

床暖房の温度設定を約30℃に保温した場合、8~13ミクロンという長い波長の赤外線が放射されています。

これは、太陽からの赤外線と同じもので、私たち人間の体の「温点」を刺激します。

つまり、皮膚を通じて温点を伝えるという暖かさは、自然界に似たような感じ方を与えるものになります。

また、床上の表面は、30℃ほどの低温に保たれているため、その温度がうまく空気中に循環されて、部屋全体に暖かい空気が回り込む仕組みになっています。

また、床面が30℃の温度のとき、床から20~30センチ離れた位置から天井までは、20℃ほどの温度になっており、室内の場所によって、部分的に温度差が生じるといった問題もなく、足元から全体へ暖かいと感じる熱を送り込むことができるのです。

人間は、暖房の設定温度が高ければ、暖かくなると考えがちです。

しかし、たとえ体や部屋の一部分だけが、35℃ほどの暖かさがあっても、部屋の床面や体の足元の温度が低く寒ければ、なかなか快適とはいえません。

つまり、床暖房での体感温度が20℃前後であっても、体全体にその温度を感じているため、心地よい暖かさとなり、満足できるのです。

床暖房のメリット

床暖房には、さまざまなメリットがあります。

まず、床暖房を使用すると、身体の皮膚の「温点」に輻射熱を刺激させ、お日さまのぽかぽかとした、陽だまりにいるような、心地よい暖かさが体感できます。

また、身体に触れるのに近い部分が、床面であるため、足元から暖かさを伝えることができます。

床暖房では、他の暖房器具と比べ、触れると熱いといった危険性もなく、また運転時に、送風音やモーター音などもしませんので、常に静かな状態です。

小さなお子様や、お年寄りがいらっしゃるご家庭においても、暖房をつけている室内でも、普段どおりの生活ができ、安心して使用ができます。

また、エアコンなどの温風による、火照りや乾燥といった、身体に対しての不快感もありませんし、ストーブやガス暖房などとは違い、水蒸気の発生や、一酸化炭素ガス中毒などの心配も一切ありません。

床暖房は、室内に熱源機がありませんし、比較的低温に保たれていますので、火災の心配もありません。

また、自動制御装置を備えることで、一定の適温を保ち、無駄なエネルギーを消費でき、たとえ、他の暖房器具と併用した場合においても、効率よく暖をとることが可能でしょう。

しかし、床暖房は、エアコンのように、冬以外の時期に使用する機会は、ほとんどありません。

一台のみで、一年中使用できる冷暖房器具に比べ、床暖房は、年間の半分ほどの期間しか稼動しないことを考えますと、設備費やメンテナンスの費用面からみて、高い暖房と思われるでしょう。

しかし、私たち人間にとって、冬場の寒さだけでも凌げて快適に過ごせ、さらに健康面にも優しく、他の光熱費を削減できるのでしたら、将来的にみましても価値があるといえるでしょう。

また、設備工事自体は、新築やリフォーム工事に併せて行えば、合理的ともいえるでしょう。

各地域の電力会社やガス会社が定める、サービスプランをみますと、他の設備や、夜間割引などを併用することで、ランニングコストをさらに削減することも可能でしょう。

床暖房の普及

これから新築をお考えの方にとっては、暖房器具のひとつとして、「床暖房」を設置するかどうかは、重要な選択を迫られる、項目の一つに挙げられるでしょう。

一般的な暖房器具を使用するのであれば、家を建ててから、ゆっくりと検討することができます。

しかし、床暖房においては、住んでしまってから設置するよりは、新築と同時に付けたほうが、予算面や工事の過程において、違いが生じてくるからです。

まず、その家庭において、床暖房が必要か不必要かは、選択の第一条件であることは言うまでもありません。

しかし、もし設置をお悩みの方であれば、まずは床暖房のメリットを知ることで、その選択に大きく作用していくことでしょう。

最近では、多くの新築のご家庭で、床暖房が普及し始めています。

その家庭で、設置を後悔しているとか、設置したけれども冬場のほとんどは、使用していないというご家庭は耳にしません。

床暖房を選ばれたご家庭の多くでは、冬場の生活から従来生じていた、さまざまな不快感が少なくなった、とのお声が挙げられています。

こうした、実際のご家庭の体験談やご意見などは、床暖房を選択する際の、貴重な材料となることでしょう。

なぜなら、床暖房の良さというのは、設置後の冬からの生活で、すぐに体感できるものだからです。

小さなお子様やお年寄りがいるご家庭や、床上で過ごす生活スタイルが多いご家庭では、特に体感できる場面は多いことでしょう。

新築を建てる計画は、一生の大きな買い物であり、家族がゆっくりとくつろぐ事ができる、理想の我が家を造り上げて行くための、重要な事でもあります。

床暖房は、そうした快適な生活を過ごすための、満足感へつながる、大きな手助けになっているといっても良いでしょう。

床暖房の人気

なぜ、最近、床暖房がこれほどまでに、注目されるようになってきたのでしょうか?

一般的に、暖房といえば、壁に取り付けるエアコンが主流となっています。

エアコンにおいては、夏場使用できる冷房を、1台の機械で兼用できる利点もあり、普及率は増加する一方です。

しかし、日本国内の、降雪量が多い北国の地方では、真冬の寒さをエアコン一台でしのぐに足りず、他の暖房器具との併用が、必要になることが多いようです。

またエアコンには、部屋の上部から暖かい空気が流れていくため、部屋全体を均等に温められないとか、足元の冷たさが解消されないとか、風が体に直接当たり乾燥する、などの不満も挙げられています。

また、現在の住宅構造においては、断熱効果をあげるとともに、隙間のないような建築がされているため、ヒーターやストーブの臭いや煙による、一酸化炭素中毒の危険性も高いのです。

こうした比較から、床暖房の魅力がいくつか挙げられます。

熱を伝えるのに、音や臭いは一切なく、室内の温度のムラもなく、何より暖房中に、寒いという不快感が少ないのです。

足元からくる、じんわりとした暖かさは、体全体を心地よくしてくれることでしょう。

真冬に、靴下を履かずに裸足でも快適に過ごせるとは、昔の日本の住宅事情で、誰が想像できたでしょうか?

床面からの輻射熱とは、設置する場所によっては、大変重宝します。

家族が集まる居間はもちろん、女性の方でしたら、冬場の台所での立ち作業において、足元の冷たさも解消できます。

また、お子様が各自の部屋で、学習机に向かって椅子に座り勉強する際も、床面にふれた部分の足場の寒さは凌げます。

トイレや洗面所、またその廊下などに用いれば、部屋の行き来もスムーズですし、脱衣時のゾクッっとする寒さから開放されます。

こうしたことから、現代の暖房に求められるものは、暖かさのみならず、人間の健康面においても、大切な手助けをしてくれるものになりつつあるのです。

床暖房と補助暖房

床暖房の特徴を、より活かすために、高断熱性、高気密性、換気システムの整った住宅であることがわかりました。

いずれの場合も、稼動時の効率を高めることで、消費エネルギーを削減することが、効果的であるのです。

しかし、地域によっては、真冬の寒さに対し、どうしても床暖房だけで暖をとるには、足らない場合もあるでしょう。

そうした場合、単に床暖房の温度を高くすればよいのでは、と思われがちですが、床暖房の温度は高温にはなりません。

なぜなら、私たちは足の裏が、直接床面に触れる生活をしているため、長時間、身体が高い温度に接することは、「低温やけど」などの被害の恐れがあるからです。

よって、部屋や身体が、心地よく、ぽかぽか暖かいと感じられる程度の暖房以上に、もし暖房が必要であれば、補助暖房を使用する事が適しているといえます。

他にも暖房器具を用意した状態で、必要に応じて併用もできますし、使いわけることも可能だからです。

いくつも暖房を併用するのは、コスト的に無駄ではないかと思われるでしょうが、ひとつでも十分生活ができる方もいらっしゃいますし、すでにいくつかを併用されているご家庭が多いのが実状です。

ですから、床暖房を組み合わせて、足りない部分の暖房がどの部分の、どの暖かさなのかを考えて、それぞれの持つ欠点箇所を補い合うようにしましょう。

また、住宅の構造によっても、高気密、高断熱でない住宅でしたら、ヒーターやストーブといった、部分的に暖める暖房器具が適しているでしょう。

省エネに適した住宅でしたら、暖房を併用しても、効率良く稼動させることができるので、使用の仕方によっては、逆にランニングコストを下げる結果も見られることでしょう。

新築の床暖房

新築をお考えの方の場合、床暖房を設置するかどうか、最初の設計の段階で決めておくことをお勧めします。

なぜなら、設置するにあたっての工事、また予算においても、建築してしまってから、再度床板をめくって工事することは、大変無駄が多いのです。

住宅施工会社は、数ある中から、ご自身の好みや希望に沿ったメーカーを選んでもよいでしょうし、大手のメーカーでなくても、工務店さんや大工さんに相談しても床暖房を設置することは可能です。

ご希望の間取りを決めていく上で、床暖房が必要と思われる設置場所を、同時に考えていきましょう。

最近では、2階にリビングルームや水周りなどの、家族が集まる主要導線を持ってこられるご家庭も多いようです。

床暖房の費用は、その設置面積が広いほど、多くかかる場合がほとんどですが、希望の場所を指定することで、必要ない場所であれば設置しなければよいのです。

設計の段階ではまだ、決定を迫られるわけではありませんし、まずは、いくらほどの費用がかかるのかを、シミュレーションした見積りを出してもらいましょう。

また、床暖房の良さは、電力会社やガス会社が主催する体験コーナーなどで、必ず体感することをお勧めします。

住宅メーカーなどでしたら、モデルルームなどにも設置してある場合も多く、その暖かさは、足元から部屋全体にいきわたっていることを、特に体感できることでしょう。

やはり、予算面だけで見ますと、どうしても床暖房の選択を、断ってしまう方が多いようです。

しかし、実際に体験してみることで、この先長い年数を、ご家族皆様で過ごしていく理想の我が家に、是非設置したいとお気持ちが変わられる方が多いようです。

床暖房を設置するにあたっては、ひとつの熱源をつければ、あとはその範囲が広がっても、各部屋の床下にパネルを敷いていくだけです。

つまり、設備費は、温水式の場合、たとえ一箇所であっても、熱源機を必要とするため、導入範囲によっては、割高となるでしょう。

工事費においては、電気式の場合は、面積に関係なく一定ですが、温水式の場合は面積が大きいほど割安となります。

新築の際は、大きなお金が必要になりますが、最初に多少予算がオーバーしたとしても、建築後の冬からすぐに、暖かさを実感でき、さらには、健康面、省エネ面で考えますと、満足度は大きいのではないでしょうか?

床暖房のリフォーム

今お住まいの住宅を、建て替えや部分的なリフォームをお考えの方も多いようです。

数年前に新築を建てた時には、満足していた我が家も、家族の成長や時代の流行などで、現在は、不便さを感じられていらっしゃる方が多いようです。

家を、一軒丸ごとを立て替える工事は、大変なものですが、基礎や土台を残し、従来の壁を取り壊しての部分的リフォーム工事でしたら、工事期間や予算面でも、それほど手間がかかりません。

リフォームをお考えのご家庭の多くは、お子様が成長され、空き部屋が多くなった方や、逆にお年寄りのご両親や、お孫さんなどと一緒に住む2世帯、3世帯を希望される方が多いようです。

また、特に水周りなどの修理が必要になった場合や、使い勝手をよくされたいとお悩みの方でしたら、その時点で床暖房に切り替えるチャンスです。

なぜなら、それらの修繕やリフォームと併せて、床暖房の設置工事を、同時期に済ませてしまうことができるからです。

お孫さんやお年寄りが同居することになったご家庭では、従来の冷たいフローリング床から、じんわりとあたたかい床暖房に切り替えることにで、冬の生活を、より満喫できるようになったそうです。

また、従来のほとんどの建築はキッチン、ダイニング、居間といった空間を、それぞれ壁やドアなどで仕切り、暖房器具を使い分けていたご家庭も多くありました。

しかし、リフォームによって、それらの3部屋を、大きな一体化に変更する工事を行うことにより、明るく開放的なLDKタイプの広間に、生まれ変わることも可能です。

開放的なLDKでしたら、いくつもの暖房器具を併用する必要もなく、台所の足元から、ご家族がくつろげるリビングまでと広範囲に渡って、床暖房が活躍してくれることでしょう。

リフォーム工事の注意点

床暖房とは、床面の下に暖房の元となるための、機材を敷き詰めることにより、床面が暖かくなるという仕組みです。

現在、一般的なフローリング床をお使いのご家庭で、床暖房をご検討中の方でしたら、工事をするのは、床下だけでよいのでは、とお考えの方も多いことでしょう。

しかし、通常のフローリング床と、床暖房用のフローリング床とは、多少仕様が異なります。

床暖房用のフローリング床は、耐熱処理が施されており、また、含水率の調整もされているため、床暖房に適した素材を使用しています。

通常のフローリング床材でしたら、床下からの熱により、ひび割れが生じたり、反ったり、伸縮してしまったり、ということが起こる心配があります。

しかし、熱によるトラブルを防ぐ仕様が施された、フローリング材をお選びでしたら、このような心配はいりません。

また、キッチン下や浴室の洗面所下などの、床下収納庫をお使いの方は、床暖房に変更する際、床暖房の放熱機などを設置する場所を、他の位置に造ることが可能でしたら、従来通り使用することもできます。

最近、人気の高いバリアフリーといった、段差の無い室内へと変更をご希望の方でしたら、施工業者の方にその旨をよくご相談し、工事を行う必要があります。

床暖房は、リビング、キッチン、ダイニング、和室、玄関、トイレ、廊下といった、たいていの部屋での設置が可能です。

また、フローリングだけでなく、じゅうたんの床でも可能ですし、浴室などのタイル面であっても、可能です。

これらの、工事におきましては、住宅の構造によっては、設置工事が難しい場合もありますので、必ず施工業者とよく相談し、不明点は必ず解決してから、工事を行うことをお勧めします。

床暖房の利用法

現在、床暖房の設置を検討中の方々には、従来のフローリング床と比較し、使用するにあたっては、どのような利用方法が適しているのでしょうか?

まず、床暖房と、他の暖房器具との併用は、もちろん可能です。

しかし、すでに床暖房より足元の暖かさは伝わってきているのですから、併用する際は、暖をとりたい場所に応じたものを、選ぶ必要がありあます。

床暖房では、床全体から暖かい熱が伝わり、床上に機材を置く必要がないというメリットもあり、家族が座ったり寝転んだりと、快適にすごせます。

ですから、そのメリットを活かすのでしたら、敷くタイプや置くタイプのものよりは、エアコンなどと併用することをお勧めします。

また、使用中にもし水気のあるものを、こぼしてしまった場合においても、床暖房自体にはとくに影響はありません。

しかし、床材においては、それらを長時間放置しておくと、変色やはがれの原因となりますので、できるだけ早めに、水分をふき取るように心がけましょう。

床暖房の上に置く家具についても、ピアノや本棚といった、重い家具であっても、フローリングやコルク、タイルといった仕上げ材を使用している場合においては問題ありません。

また、工事日数においても、電気式床暖房でしたら、平均2~3日、温水式床暖房でしたら平均3~4日で設置することができますので、リフォームなどの場合においても日数の計画をしておけば、問題ないでしょう。

また、ペットを室内で飼われているご家庭においても、床暖房を使用することは可能です。

電気式床暖房を使用される場合において、身体と密着した部分の温度が高くなり、しかも長時間触れていると、低温やけどを引き起こすとされています。

よって、お年寄りや小さなお子様においても、室内で飼われているかわいいペットにおいても、その点を十分注意さえしておけば、問題ないでしょう。

利用法をよく理解しておくことにより、床暖房のメリットが最大に活かせ、快適な生活を送ることができるのです。

床暖房のメンテナンス

電気式床暖房のメンテナンスについては、基本的には不要です。

なぜなら、構造上大変シンプルになっておりますので、長年経過しても、変化はみられないように作られているからです。

しかし、電気式床暖房においても、10年に1回ほどの割合で、コントローラーの中の部品交換が、必要になる場合もあります。

一般的には、長時間使用をしているご家庭の場合に多く、メーカーからの点検などが、10年毎にあった際、部品交換が必要なときだけ行います。

また、その際の工事費用もさほど高額ではありませんし、交換時間は、約一時間以内と大変簡単にできるようです。

しかし、温水式床暖房においては、複雑な構造のために、故障や修理などの確立が高いため、こまめな点検や管理が必要となるようです。

こちらの場合は、メーカーから専門家による定期点検を実施し、整備、消耗品の交換に来てくれますので、その際必要であれば、メンテナンスを行います。

これらは、構造上複雑にできており、部材の種類が多いため、どうしても電気式床暖房に比べ、頻度は高いといえます。

一般的に、ボイラー交換や、ポンプの交換は平均7~8年ごとに行われているようです。

その他にも、パイプの掃除や保守点検なども、有料の場合がありますので、設置の際にメンテナンスにかかる費用が、いったいどれくらい必要になるのか、調べておきましょう。

温水式の場合、温水パイプの水は、床暖房を使用していない、春先から秋口までの期間であっても、ご家庭で水を抜く必要は一切ありません。

このパイプの水は、密閉したような回路構造ですので、中の水が次の冬までに腐る心配もなく、翌年もそのまま繰り返し使用できるのです。

また、もしパイプ内の水が蒸発してしまったとしても、自動的に供給される仕組みになっています。

寒冷地などにおいては、凍結防止燃焼や、不凍液を使用する場合もあるため、構造上さまざまな部材が多い分、メンテナンスが必要な場合が多い、といえるでしょう。

電気式床暖房においては、家と同じ年数、半永久的に使用できるように作られているようですが、温水式に関しましては。通常の暖房器具の耐久年と、同じくらいといわれています。

どちらの仕様においても、それぞれのメリット、材料費、設備費などのイニシャルコストや、運転費、維持費といったランニングコストなどの違いを比べてみて、お好みのものをお選びいただくとよいでしょう。

床暖房の種類

床暖房とは、一般的に、床面の下に装置した設備により、電気や温水、ガス、灯油などで作られた赤外線の熱を、室内へ送り込むことができる暖房器具をいいます。

しかし、それらの装置には、さまざまな種類があります。

床の下ではなく、床の上に敷く電気じゅうたんなども、床暖房の一部に分類されますが、ここでは、建物の床下に組み込むタイプのものを、取り上げてみましょう。

最近、テレビCMやチラシなどでも、床暖房という言葉をよく耳にしますが、大きくわけて、電気式と温水式のものを比較してみましょう。

電気式の床暖房の場合、床板の下に電熱が通る、フローリングと一体型の電熱ボードタイプや、ヒーターパネルを敷き詰めたタイプがあり、その熱で床を暖めています。

温水式の床暖房でしたら、床下に温水が通るパイプを敷き詰め、石油やガス、灯油などのボイラーなどを熱源とし、パイプ内をお湯が循環することにより床を暖めます。

温水式のボイラー工事などの手間を考えますと、電気式のほうが設備的に簡単のようですが、ランニングコストでみますと温水式の方が多少お安いようです。

一部屋だけのリフォーム工事などの場合と、家全体の設備工事でしたら、予算や、設備工事の仕様も、それぞれ異なってきますので、シミュレーションの比較をして選びましょう。

電気式の床暖房には、一般の電力を使用する「蓄熱式」と、深夜などの夜間割引料金の電力を使用する「非蓄熱式」というタイプがあります。

蓄熱式の場合、電気料金は抑えることができますが、稼動時の立ち上がりの温度や、カーペットやラグを敷いた状態の床面の温度が低い、といった結果もみられます。

電気式床暖房に比べ、ガス式の温水床暖房のほうが温度制御や、立ち上がり時間などにおいても、均等に優れているようです。

電気式床暖房

床暖房とは、一般的に、床面の下に装置した設備により、電気や温水、ガス、灯油などで作られた赤外線の熱を、室内へ送り込むことができる暖房器具をいいます。

床の下ではなく、床の上に敷く電気じゅうたんなども、床暖房の一部に分類されますが、ここでは、建物の床下に組み込むタイプのものを、取り上げてみましょう。

まず、電気式床暖房の種類についてみますと、次の2つのタイプに分類されます。

電気式の床暖房には、一般の電力を使用する「蓄熱式」と深夜などの夜間割引料金の電力を使用する「非蓄熱式」というタイプのものがあります。

電気式の床暖房の場合、床板の下に電熱が通る、フローリングと一体型の電熱ボードタイプや、ヒーターパネルを敷き詰めたタイプがあり、その熱で床を暖めています。

蓄熱式の場合、電気料金は抑えることができますが、稼動時の立ち上がりの温度や、カーペットやラグを敷いた状態の、床面の温度が低いといった結果もみられます。

非蓄熱式の場合は、料金の安い深夜の電力を利用し、熱を貯めておき、床暖房を使用時に放熱させて暖めます。

床下に敷く放熱器の種類もさまざまで、住宅の構造によって分けられ、電熱ボードや電熱シート、電熱マット、発熱線といったものが、設置されています。

一般的に、温水式に比べますと、ボイラーやパイプを使用しませんし、設備工事の手間はかからないようですが、使用時のコスト面では、温水式より多少高いという結果がみられます。

温水式床暖房

温水式の床暖房では、床下に温水が通るパイプを敷き詰め、石油やガス、灯油などのボイラーなどを熱源とし、パイプ内をお湯が循環することにより床を暖めます。

温水式床暖房においては、「埋め込み方式」「根太間設置方式」「根太上設置方式」といった3つの種類があります。

まず、埋め込み方式では、新築建築などの床面に、広い設備スペースがある場合など、温水循環パイプを、直接埋め込む工事を行います。

これらは、北海道などの寒冷地域などで多く使用される、セントラルヒーティングやロードヒーティングなどを設置する際にも採用されています。

次に「根太間設置方式」と呼ばれるものは、家の土台の上に置かれた、根太と根太の間に断熱材を入れ、床暖房用のパネルを設置することをいいます。

こちらは、放熱板と温水パイプを組み立てたタイプや、パネルと一体型のタイプがありますが、どちらも根太の間へ敷き詰める方法で、工事を行います。

また、「根太上設置方式」というのは、根太の間入れた断熱材の上に、床板を張り、その上に温水パイプや、パネル、マットなどを設置する方法です。

電気式床暖房に比べ、ガス式の温水床暖房のほうが、温度制御や立ち上がり時間などにおいても、均等に優れているようです。

設備工事や配管工事の点では、手間はかかりますが、使用場所が複数の部屋や、広い部分の場合には、コスト面でみますと経済的なようです。

温水式を選択される場合には、ボイラーやパイプの保証や、メンテナンスについても、設置業者とよく確認した上で工事を行いましょう。

床暖房の注意点

床暖房は、ストーブやファンヒーターなどの暖房器具に比べますと、設置場所のスペースもとりません。

また、燃焼場所に近づいてしまうとやけどを負う危険もなく、お子様がコンセント部分に触れてしまう、などという心配もありません。

しかし床暖房は、直接温度の燃焼部分に触れないため、安全と思われがちですが、床下では、輻射熱を燃焼するために、30℃ほどの低温度は伝えられています。

温水式床暖房においては、床面に身体が触れる部分の温度は、大変低いため、長時間使用していても、低温やけどの心配はありません。

しかし、電気式床暖房においては、温水式に比べますと、身体に触れる部分の温度は少し高めのため、注意が必要です。

小さなお子様やお年寄りなどが、床上に直に座ったり寝転んでいたりした場合、床面に密着している身体の部分というのは、こもった熱を室内へ放出することができません。

そのため、密着部分の温度が高まることによって、「低温やけど」という症状が発生します。

この低温やけどの原理は、簡単にいえば冬の寒い時期に、カイロを使用する際の注意に似ています。

カイロ自体は、手軽で低温な、安全に暖をとるための小物ですが、一定の部分に集中して、長時間使用すると、その部分だけが赤くなり、炎症を起こすことになるのです。

特に、床暖房で心配なのは、火や電気が直接目に見えないために、安全と思い込み、赤ちゃんなどの、自ら身動きがとれない方を、直接床上に寝転んで放置している場合です。

低温やけどが発生する状況を調べてみますと、平均的に、身体と密着した部分の温度が約40℃以上になった場合、6時間程度の接触をした際に起こります。

また、温度の上昇が高く、その時間が長ければ長いほどやけどの発生率は多いといえるでしょう。

このため、たとえ目に見えない部分であっても、電気式床暖房を使用の際には、注意が必要な場合があるということも、念頭に入れておきましょう。

子供部屋の床暖房

床暖房の設置場所は、家族の集まる居間や、足元の冷えやすい台所、洗面、寝室といった箇所に人気がありますが、最近では、子供部屋にも設置するご家庭が多くなりました。

まだ就学前の、小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、建築当初は、床暖房は必要ないのでは、とお悩みの方も多いことでしょう。

しかし、床暖房と子供部屋の暖房というのは、学習環境において、重要な関係があることがわかりました。

床暖房の部屋で過ごす場合、足元からまず暖かさが伝わり、その熱が放射することで、部屋全体へと暖かさが広がります。

もし、この暖かさが伝わる順序が、頭から先に温まり、次第に足元へと伝わるとしたら、人間の身体的仕組み上、「眠気」が生じてくることになります。

人間が活動的になるには、頭のほうが熱く感じるより、足元を暖めたほうが効果的なのです。

エアコンなどの、部屋の上部から送られてくる温風が、学習中のお子様の頭に、最初に直接当たると想定した場合、やはり集中力の低下につながることでしょう。

また、床暖房は、稼動時に全く操作音がしませんので、集中しているときに小さな音であっても、気が散るという心配もありません。

子供部屋に限らず、作業をする場合や、仕事や家事においても、やはり、足元から暖め、頭の部分は熱くなりすぎないように気をつけることで、より効率がアップすることでしょう。

このような結果からも、子供部屋の床暖房の設置するご家庭が増加しています。

また、こうしたことが、最近の子供部屋における、床暖房の人気の上昇につながっているといえるでしょう。

育児と床暖房

就学前の小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、床暖房は育児の分野においても、大変育役立っているようです。

電気式床暖房での、低温やけどの事故に気をつける以外は、目を離していてもやけどや火事の心配はありません。

そのため、ハイハイやよちよち歩きを始めたお子様や、走り回るお子様がいる室内においても、暖房時に少し目を離していても、暖房による事故の心配は少なく、安心して過ごせます。

また、それらの心配事のために、育児にかかりきって家事ができないこともありませんし、床暖房の部屋へ家族が集まることにより、より一層コミュニケーションもとれることでしょう。

小さなお子様には、冷えや乾燥からおこる風邪や、ぜん息、アレルギーといった病気の原因も起こりにくくなりますし、健康面においても力強い味方となるでしょう。

また、床暖房の室内では、冬場でも靴下を脱がせておくことも出来ますし、多少の薄着をさせておいても、安心して過ごせます。

小さなお子様は、床上で寝転んだり、遊んだりする時間が多いですから、もし、床暖房の無い冷たい床面でしたら、きっとひんやりとした感触が常にあることでしょう。

床暖房でしたら、フローリング上でどんなに長く遊んでも、身体が寒くなる心配もありませんし、ご家族や来客時も、自然と床の上に小さな子供と一緒に腰を下ろしてリラックスした時間を過ごせることでしょう。

そうしたことからも、子供と同じ目線で、家族が安心して過ごせる部屋というのも、床暖房を使用する、メリットの一つといえるのではないでしょうか?

光熱費と床暖房

床暖房を設置したご家庭の多くの方が、冬場の暖房において、大変満足しているというお声を残されていらっしゃいます。

実際、よほどの寒さでない限り、エアコンなどの他の暖房器具との併用は、されていらっしゃらないようです。

少しの時間でしたら、電源を切ったり入れたりせずに、つけたままにしておいても、さほど光熱費が変わらない、というご家庭もみられました。

また、立ち上がりまでの時間、少しだけエアコンを使うけれども、床暖房が暖かくなってきたら、もうエアコンのスイッチは切っておいても、十分過ごせるという方も多いようです。

こうした、体験者のお声を聞いてみますと、設置費用は少し高めと思われますが、使用してみると、ほとんどのご家庭で、光熱費が思ったほど高くないと、お感じになっているようです。

従来のアパートやマンションなどの集合住宅から、新築に住み替えられた方は、一戸建てになるため、建物の大きさから部屋数も増え、エネルギーの消費面積も増えることになります。

しかし、新築に引越しをされた方の中で、冬場床暖房を使用していても、それほど光熱費の差がないという方が、多くいらっしゃるようです。

間取りが大きくなっても、床暖房の部屋から隣の部屋へと、暖かい空気が伝わるために、それぞれ暖房器具を使用する必要が減った、という方もいらっしゃいます。

従来のエアコンを付けっぱなしの生活よりも、住宅の構造がアパートなどに比べ、高気密、高断熱になったことも、光熱費削減に役立っているようです。

また光熱供給会社による、サービスプランの適用で、床暖房以外の場所である浴室や、調理器具などとの、併用による割引も随分とあるようです。

部屋の窓も増え、大きくなり、たくさんの太陽の日差しを取り込めるようになったことや、空気の循環がよくなり、冬場の省エネにつながったとも想定されます。

設備にお金がかかったとしても、その値段を高いと感じるかどうかは、快適さを手に入れることにより、長い生活における、満足感の一部となる値段としてみることが、利用者の声からも、ご納得いただけるでしょう。

About 2007年07月

2007年07月にブログ「床暖房始めよう!」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

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