足元からの暖かさ
それでは、床暖房とは、いったいどのような仕組みで、床を暖める構造になっているのでしょうか?
一般的に、床暖房と呼ぶものも、電気式や温水式、ガス式、灯油式といったさまざまな燃料が用いられています。
それらの輻射によって暖められた低い温度の熱が、床下に敷かれたパネルを通じて、床上へと伝わることにより、部屋や体を温める仕組みになっています。
また、波長の長い赤外線から集められた、輻射の効果により、心地よい暖かさを作り出すことで、部屋の温度をうまく循環させる効果もあります。
人間の体感温度というのは、足元が寒いと感じると、より寒さを感じるもので、上半身よりも、下半身を暖めることにより、暖かいと感じる効果があるのです。
床から暖かい温度が作られることにより、壁や窓といった寒い部分へ空気が上昇し、部屋全体を均等に暖かくすることも、可能となります。
上部から、エアコンをどんなに稼動させても、部屋全体または、体全体を暖めるには時間や稼働率がかかる反面、床暖房でしたら、体に近い部分から熱の伝導が行われるため、より早く暖かさを感じられるでしょう。
昔から、室内では靴を脱ぐ習慣のある日本人にとっては、長年冬場の足元の寒さというものは大きな悩みの一つでした。
その生活環境のなかで、靴下、スリッパ、電気こたつ、電気じゅうたんなどの足元の暖をとるための、工夫や改善がされてきました。
しかし、足元だけならず、室内用の暖房としての役割を果たすことができる、この床暖房でしたら、家の構造自体が暖める土台となっているのですから、心強いでしょう。